2016年11月24日

●デスクワーク中にできる『馬鹿げた』運動法の話

就いてる仕事によっては、デスクワークの時間が長く、「一日の大半を椅子に座って仕事をしている」という方も結構いるかと思います。

きちんと運動をする時間が別途取れればいいのですが、そうでない人の場合、どうしても運動不足になりがちで、人によっては余計な脂肪がついてしまっているのではないでしょうか。

以前放送されたNHKのためしてガッテンでは、「内臓脂肪が多いと尿が酸性に傾きやすく、尿が酸性だと腎臓内に結石ができやすくなる」と解説されていました。
腎臓結石の痛さは「一生で二度と味わいたくない痛みベスト1」に挙げられるほどすさまじい物だそうで、その地獄の苦しみを味わいたくないならば、毎日野菜をきちんと摂取した上で、食事制限や運動などで内臓脂肪をできるだけ減らすのが良いようです。
毎日きちんと野菜を採るだけではダメで、内臓脂肪が多いと結局結石ができやすく、場合によっては三週間ほどで結石ができて、地獄の苦しみを味わう、と番組では解説されていました。

でも、運動時間がきちんと取れず、食事制限もあまり効果が無い人には、「その長時間のデスクワークの最中に毎日運動をして、カロリーを消費してみてはどうか?」と提案をしてみたいです。
詳しい方法は後に書きますが、その方法自体はものすごい簡単で、阿呆らしい方法だと思います。


具体的な解説に入る前に、「下半身の筋肉を使う事のメリット」について是非知っておいてもらいたい。

下半身の筋肉を使って運動をすると、単純に「カロリーを消費する(ひいては、すでについている脂肪を分解・燃焼させたり、過剰カロリーによる脂肪がつきにくくなる)」・・・というのがあるわけですが、それ以外にも「マイオカインが体内に大量に排出される」事によるさまざまなメリットが、近年の研究ではわかってきました。

下半身の筋肉を動かすと、色々なタイプのホルモン様の物質が血管内に放出され、それらの中には脳に到達して脳神経を活発にさせ、認知機能の改善や、加齢による認知機能の低下を遅らせる物もあれば、血管を若返らせ動脈硬化を予防してくれる物もあり、また脂肪を燃焼させやすくしてくれる物、あるいは骨の密度を高めてくれる物などがあります。
これらの物質は総称して「マイオカイン」と呼ばれています。
マイオカインは主に下半身の筋肉を動かした時に血管中に排出され、上半身の筋肉からはあまり排出されないのが確認されています。

まぁ、難しく考える必要はなく、「毎日きちんと下半身の筋肉を動かして運動をしていると、肉体や脳が若々しく保てる」というわけです。
漫画家の荒木飛呂彦先生みたいに、石仮面を被ったように若々しい肉体を保ちたかったら、毎日しっかり下半身の筋肉を使うのが良いようです。
老人向けの健康番組などでも、「毎日歩く事」が健康維持のためによく推奨されていますが、毎日歩く(下半身の筋肉を使う)事の効果自体は、今現在はこのマイオカインなどの研究が進み、科学的にしっかり証明されていたりします。
動脈硬化による突然死や、認知症を回避したかったら、毎日しっかり足を動かして、血管中にマイオカインを出すのが良い、と。


さて、話を「デスクワーク中にできる運動法」に戻しましょう。

まぁ、何の事はありません、「デスクワーク中に、足をゆっくりとでいいので動かし続けましょう。」という、何とも阿呆らしい話です。
机や椅子を揺らさないよう、かなりゆっくりめでいいので、足を動かし続けると。

この記事のタイトルは「デスクワーク中にできる『馬鹿げた』運動法」ですが、、どこら辺が『馬鹿げた』かと言うと、「デスクワーク中に足をゆっくり動かすという事を・・・・・毎日2,3時間はやる」という事です。

「えぇ?・・・さ、三時間?」と、面食らう人も多いでしょう。

やって見ればわかりますが、椅子に座った状態で、机を揺らさない程度に足をゆっくりと動かして運動する場合、単位時間あたりの消費カロリーはかなり少なめです。
ですから、単位時間あたりの消費カロリーが少ないならば、かなりの時間足を動かし続けて、総計としては消費カロリーを多くするとともに、マイオカインを必要十分血管中に出しきりましょう、というわけです。
マイオカイン自体は、一日あたりに放出される最大量は決まっているようですが。


「仕事をしつつ椅子に座ったまま足を動かす運動方法」としては、下記のように何種類かあるでしょう。

・運動法その1
座った状態で片足を床から離し、足をまったく床につける事なく、ゆっくりとその足を少し上下に動かし続けながら仕事をする方法。

この方法はやってみればわかりますが、まったく床に足をつける事なく片足を上下に少し上げ下げし続けると、腿の筋肉になかなか負荷がかかり、10分以上続けられない人も結構いるかと思います。
足がつらくなったら、もう片方の足に切り替えて同じ動作を続けながら、仕事をします。
あまり足の筋肉に負荷がかかる方法は、ゆっくりと動かしても仕事に集中できなくなる場合があるので、「この方法だと仕事にならない」と感じたら、別の運動方法に切り替えるといいでしょう。

・運動法その2
つま先を床につけたまま、かかとを上げて、ゆっくりと足を上下し続けながら、仕事をする方法。

この方式は、つま先が床についたままのおかげで、先ほどよりは負荷は落ちて長時間やりやすいでしょう。
片方の足だけで行い、筋肉が疲れてきたら、もう片方の足に切り替えて運動を続けながら仕事をします。
ただ、欠点として「こむら返りを起こしやすい」というのがあります。

・運動方法その3
ゆっくりと左右の足を交互に上げ下げし続けながら仕事をする方法。(足を下げた時は床に足をつけてもいい)

床に足をつけてもいいので、かなり負荷が少ない方法です。
長時間やりやすいので、これをメインにやる人が多いかも。
ゆっくりでも床に足をつけた時に音がする場合は、下にマットやクッションなどを敷くといいでしょう。


と、上記のその1からその3のいずれかの運動方法を、その時その時で好きに切り替えながら、「デスクワーク中に運動もしっかりやる」というわけです。
毎日5時間以上デスクワークしている人は、2,3時間くらいは机の下で足をゆっくりと動かし続けましょう、と。
食後は消化不良にならないよう、食後しばらくは足はとめたまま仕事をした方がいいですが。


ゆっくりと足を動かすなら机も揺れる事はありませんが、それでも仕事内容によっては、かなり繊細な作業が必要で、「足をきちんと止めていないとダメ」という瞬間もあるでしょう。そういう時は足を止めてもいいと思います。
でも、実際この「座ったまま足をゆっくりと動かし続けながらデスクワークをやる」は、やってみると意外に仕事への集中や作業の邪魔にならなかったりします。


「貧乏ゆすりをしているようで、落ちつきがないと同僚に思われてしまう」という唯一とも言える欠点がありますが、事前に同僚などに「実はこういう運動法をやっているんだ」みたいに説明しておくといいかと。

今回お話したこの一見馬鹿げた運動法ですが、これは私が考えた物ではなく、現時点ではそんなに多くはないようですが、すでに他の人もやっていたりする物です。

私の兄の知り合いの会社(IT系の企業)では、わりと緩い社風のためか、個人ではなく部署でこの運動法をすでに導入していたりして、社員の健康維持に利用しているとの事。
部署内で仕事をやってる人達が、いずれも机の下でゆっくりと足を動かしながらデスクワークをしている様子というのは、想像しただけで笑える光景ですが、効果もわりとあるようで、中には体重80kgあった方が、特別な運動や食事制限をする事なく、仕事中に足を毎日結構な時間動かし続けるという事をしただけで、半年で8kg、一年で12kg体重を落とせた、とも聞いています。
足に筋肉をつけると、その周辺の脂肪から先に減りやすいようで、足まわりの余計な脂肪が無くなって、かなりすっきりした綺麗な足になったという方もいるようです。


端から見るとかなり馬鹿げた運動方法ですが、毎日デスクワークの時間が長く、まともに運動をする時間が取れない、そのために余計な脂肪がついてしまっているという方や、医者から「きちんと運動して体重を減らした方がいい。」と指導を受けている方は、実際にこの運動方法を試しに三ヶ月ほどやってみるのをお薦めします。

普通に運動をする時間がきちんと取れる人はともかく、そうでない人は、「それならば仕事中にカロリー消費のための運動をしちゃえ」という感じで、この運動方法を取り入れられてはどうでしょうか。





posted by なみへい at 14:07| Comment(0) | 番外編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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