2016年11月24日

●あなたやあなたの親のために知っておくべきアルツハイマー予防法



認知症は色々な原因で発症しますが、認知症の中で大部分を占めるアルツハイマー型認知症の場合については研究が進み、現在は「こういう事に気をつければ、かなりの確率で予防できる」という事がわかっています。

認知症は発症して進行が進むと、勝手な徘徊やトイレの世話など、精神的にも肉体的にも負担が大きい介護をするはめになって、介護者に多大な負担がかかってしまいます。
親の介護のために40代、50代で職を失ってしまった方も多くいます。
当の本人にしても、最終的には自宅ではなく施設住まいとなり、思い出のある家では息を引き取れないという事にもなってしまいます。

介護者や当の本人にとっても不幸な認知症にならないよう、前もってアルツハイマー型認知症の原因とその予防法を知っておいて、あなたの親が認知症にならないようにしましょう。

また、最近は若年性アルツハイマーを発症して、60歳よりも前に認知症となってしまう方も多く出てきています。
これは生活態度の乱れによる所が大きいです。
親だけでなく、あなた自身がアルツハイマーにならないよう、親と同じくあなた自身も普段から認知症予防には気をつけないといけません。


アルツハイマーは発症してからは進行を遅らせる事しかできません。
発症するよりもかなり前の、30代、40代あたりから、すでに予防のための生活を心がけるようにしてください。

これは対応が早すぎるようにも思うかもしれませんが、最近の研究では、「30代、40代に乱れた生活をしていると、老後にアルツハイマーになる確率がかなり高くなる」という事がわかってきているのです。


アルツハイマー型認知症の原因と、そのメカニズム

アルツハイマー型認知症の場合は現在は研究が進み、「だいたいこういうメカニズムで発症する」というのがわかっています。

人間は生きて活動していると、脳のあちこちにタウたんぱく質やアミロイドベータというのが生産され、どんどん増加していくようになっています。

このタウ蛋白質やアミロイドベータは、周辺にある脳の神経細胞が電気信号をやり取りするのを阻害するという性質を持っています。

脳の神経細胞は、そうやってタウ蛋白質やアミロイドベータによって電気信号のやり取りを妨害され続けると、その部分の神経細胞については機能が衰えていき、やがて死滅します。
このような形で脳のあちこちで神経細胞の死滅が進むと、脳の萎縮が進行していってしまうのです。
やがて脳の萎縮がかなり進行した段階になって、「アルツハイマー認知症」と診断されるのです。


アルツハイマー型認知症の予防では、いかに平時からタウ蛋白質やアミロイドベータが蓄積しないような生活を心がけるかが重要です。
認知症が発症してから(つまり、脳の萎縮がかなり進んでから)タウ蛋白質やアミロイドベータが蓄積しないような生活を慌てて始めても、それで認知症の進行を遅らせる事はできても、すでに大きく萎縮した脳は元には戻りません。
認知症が発症するよりもかなり前から、脳内にタウ蛋白質やアミロイドベータを蓄積させない生活を心がけるのが、アルツハイマー予防においては非常に重要なのです。

それを踏まえた上で、以下の各種対策を、あなたの親やあなたが、60歳になるよりも何十年も前から行うように気をつけてください。


1.きちんとした睡眠を取る事。夜に睡眠不足の場合は、昼や夕方に少し寝る時間を必ず設ける事

脳内各所に貯まったタウ蛋白質やアミロイドベータは、睡眠中に一部が除去されるという事がわかっています。
また、良質な睡眠が取れた場合と、睡眠量が少ない場合では、翌日に脳内に残ってしまうタウ蛋白質やアミロイドベータの量がかなり違うという事もわかっています。

2013年に動物実験ではありますが、実際に脳内のタウ蛋白質やアミロイドベータが睡眠中に脳から除去されていく様子が映像で確認されました。

普段からきちんと睡眠を取っているならいいですが、乱れた生活できちんと睡眠が取れてない場合、脳にタウ蛋白質やアミロイドベータがどんどん溜まっていって、脳神経の死滅が進んでしまう事になります。
脳神経の死滅がかなり進むまで目立った症状は出ないため、そういうダメな生活を長々と続けがちになってしまいますが、脳の萎縮がかなり進んでからようやく気づいて睡眠をきちんと取るようにしても、時すでに遅しなのです。

そうならないよう、普段からしっかり良質な睡眠を取るよう心がけてください。
また、きちんと夜に睡眠が取れない場合は、昼や夕方にちょっと睡眠を取る習慣を必ず設けましょう。

夜更かししてきちんとした睡眠を取らないという生活を若い頃から繰り返してしまうと、老後にアルツハイマーになる確率がかなり高くなるのはもちろん、もっと早い段階で若年性のアルツハイマーになって、取り返しのつかない事になりますので注意してください。

ご年配の方の場合、年を取ると夜の眠りが浅くなってしまう傾向が強いため、退職して昼間に時間があいてる場合は、毎日昼寝をする癖をつけるようにしてください。
意図的に睡眠量を増やす生活を心がけると、認知症になる確率を大幅に低下させる事ができます。


2.脳のために、運動しながら頭を使うという事をやりましょう。

人間の脳神経は、小さい頃に形作られ、以後は加齢とともに減っていくという事が定説でした。
しかし、現在は、「脳を使えば脳神経の衰えを遅らせたり、場合によっては脳神経が新たに作られる事もある」というのが分かっています。

逆に、定年退職などで仕事をやらなくなり、しかも趣味もなく脳をあまり使わないという生活を続けてしまうと、認知症になってしまう確率がかなり高くなってしまうので注意してください。


一時期、脳のトレーニングがブームとなりましたが、現在でも老人向けのデイセンターなどでは脳の機能を少しでも維持できるよう、毎日脳を刺激する色々な事をやっています。

机の前に座って脳を使うだけでも脳の刺激にはなるのですが、最近の研究では、「運動しながら脳を使う風にした方が、脳にとってはかなりの刺激になり、場合によっては脳神経が新たに作られる事にもつながる」という事がわかってきたのです。

運動をしていると、左右の手足を動かす事になって、それが右脳や左脳に刺激となるとともに、体を動かすと体内の血流量が増加し、脳に送られる酸素量も増え、脳細胞の活動がより活発となります。
この脳が活発になった状態で、さらに頭を使うような事をやる(問題を解く、記憶の思い出しをやるなど)と、脳の神経細胞(ニューロン)それぞれが手を伸ばし、新たな回路が形づくられる、という事が近年の研究で分かってきました。
子供の頃にしか起きないと思われたニューロンネットワークの構築が、大人でも起きるのが確認されたのです。

脳が大きく萎縮した場合は、元の状態には戻せないものの、こういう「運動しながら頭を使う」事を1セット(1時間)、週に3,4回くらいやり続ければ、アルツハイマーが発症した後も、脳の萎縮の進行を大きく遅らせる事ができるのがわかっています。
また、アルツハイマー発症前の方も、平時からのタウ蛋白やアミロイドベータによる脳の死滅した分をカバーできるという事で、「運動しながら頭を使う」という事を若い頃からやり続けるのが認知症予防として推奨されています。

なお、運動しながら物を喋る場合、舌を噛む事もありますので、それだけは注意してください。


3.カフェインの摂取が認知症予防にもつながる

コーヒーや一部のお茶に含まれているカフェインを摂取する事によって、タウ蛋白質やアミロイドベータが脳内に蓄積する量を減らせるという事が最近の実験でわかっています。

普段からコーヒーやお茶をわりと飲んでいる方は、老後や若年性アルツハイマーになる確率を減らせるのです。

ただし、カフェインは睡眠を妨害する性質がありますので、夜寝る前や、昼寝前には飲まないようにしてください。


まとめると、アルツハイマー型認知症の予防では、

1.きちんとした睡眠を取る事。睡眠が足りない場合は、昼や夕方に少し寝る時間を必ず設ける事。眠りの浅くなりがちな老人は、毎日昼寝をするのが望ましい。

2.「運動しながら脳を使う」という事を、週に3,4回はして、脳に刺激を与えて新たなニューロンネットワークの生産に励みましょう。定年後は脳を使わなくなりがちなので、意図して頭を使う生活をしましょう。

3.カフェインは脳への良い刺激となるため、お茶やコーヒーを愛飲する事が認知症予防として薦められています。ただし、夜や昼寝前のカフェイン摂取は寝られなくなって認知症の元になるので注意してください。



<知っておくべきパソコン、スマフォ、タブレット向け情報>
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posted by なみへい at 14:10| Comment(0) | 番外編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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